肌に何もしないというスキンケア方法を『肌断食』と呼びます。某有名美容整形外科の委員長や、アメリカ皮膚科学会も同じようなことを言っていて、お金をかけず美肌になるやり方です。
私は過去、肌断食を5年間実施しておりました。スキンケアをする時間が出来た事と、スキンケアが楽しくなってきたため、肌断食は終わりにしたのですがこれから肌断食をやってみたい!という方に向けて、
肌断食を実践したけどこうした方が良い!と思ったことなどをとりいれた、基本的な肌断食の方法と、肌断食をするうえで必要なアイテムを紹介します。
宇津木式スキンケア『肌断食』とは?
まず、宇津木式スキンケアを提唱している宇津木先生について説明したいと思います。
宇津木龍一とは?
著者の宇津木龍一さんはとある大学病院の皮膚科の先生でした。
毎日患者さんの肌トラブルと向き合って、最初はいろいろな化粧品やスキンケアのアイテムを考案して、患者さんに使ってもらっていました。
ですが、どんなに良い成分のアイテムを使っても、どうやっても肌が改善されない。
結局、やけど治療の湿潤治療法をヒントに、なにもしない方がむしろ肌にいいという結論に行きつきました。
試しに、患者さんたちとスキンケアをしないスキンケアを実践してもらったところシミ、くすみ、ニキビ、小じわ、色ムラ…ファンデーションで隠したいものがなくなったそうです。
化粧品にお金をかけてきた人ほど肌はボロボロ…それは、肌の再生力を無視しているからだそう。肌は何もしなくても綺麗になる力を自分で持っているのです。
宇津木式スキンケアで用意するもの。

用意するのはこの3つだけ!
- 純石けん
- ワセリン
- 石鹸で落とせる日焼け止め
基本的にはワセリン・石鹸、この二つだけでOKですが、私は石鹸で落とせる日焼け止めを私は使っています。理由は『肌断食中の失敗談から、美白、シミ対策を考える。やっぱり日焼け止めを使おう!』に書きましたが、日焼け止めを塗ったほうがメリットが多いからです。
また、ワセリンは脂漏性皮膚炎の方の症状を悪化させる恐れがあるので、ココナッツオイルもお勧めです。

純石鹸とは、せっけん素地だけで出来た無添加の石鹸の事。その他の石鹸は肌のバリア機能まで殺してしまう有害な物質が入っているので要注意。私が使っている石鹸はバリで作られている、ココナッツオイルから作られた石鹸です。


ワセリンは、私は不純物を極限まで取り除いた高級グレードのワセリン『サンホワイト』を利用しています。最高級グレードと言っても1,000円程。これ一つで一年ほど持ちます。すべてのスキンケアが終わると思えば、かなり安いです!

肌断食のやり方
朝のルーティーン
- ぬるま湯(30℃くらい)で顔を洗います。
- 日焼け止めを塗ります。
- お出かけする場合は、全てせっけんで落とせるミネラルコスメでお化粧をします。

夜のルーティーン
- まず顔をぬるめのお湯で余洗いします。
- 良く泡立てた石鹸で、直接肌に手が触れないようにやさしく洗います。
- ぬるま湯かお水で泡をすすいだら、タオルで顔をそっと拭いてからワセリンを塗ります。ワセリン米粒ひとつくらいの大きさで十分です。
おしまい!
朝も夜もたったの3ステップでケアが終わりになるので、かなり時短になります!
ワセリンは乾燥が気にならなければ塗らなくても大丈夫です。
ただ、気を付けて欲しいのが、都会は水道水の塩素が強いので肌断食が失敗する可能性が高いです。塩素除去をしてくれる、アトピー協会推奨のシャワーヘッドなどを活用しましょう。

こんなに簡単でいいの?と不安なあなたへ
今まで化粧水や乳液を毎日のスキンケアで取り入れてきた方にとって、この手入れ方法を実践するのは勇気がいることだと思います。
巷ではいろんな女優さんやサイトで『この化粧品が良い!』と宣伝をしています。
でも、お金を化粧品会社からもらっていないクリーンな専門家たちは、肌断食の理論とおなじスキンケアについて否定的な意見を言っているのです。
たとえばこちら…
- アメリカ皮膚科学会
- 高須クリニックの高須医院長
アメリカ皮膚科学会の記事はこちらにまとめました。☛お金をかけず美肌になる。アメリカ皮膚科学会推奨のスキンケア方法はこれだ!
有名な美容外科、高須クリニックの高須医院長も『スキンケアアイテムを塗れば塗るほど肌にダメージを与えていく』とQ&Aコーナーでお話されていました。
実際、私も5年続けてきたので、1年化粧品にかけていたお金3万円×5年分で15万円、無駄にお金を使うのを節約出来ましたし、
肌断食をやめた今でも必要なスキンケアアイテムは最低限でよい、という集中と選択を行うことが出来ました。
お金をかけずに肌トラブルを解決できる簡単な方法なので、もし興味があればトライしてほしいです。
宇津木式肌断食は嘘?4年続けたスキンケアのやり方を変えた話。